今日は、私たちの体の一部、「目に関する知られざる事実」をお届けしました。
かにタク言ったもん勝ち (金) 「城山敬康先生の眼科Q&A」でおなじみ、
富田眼科クリニック 院長の 城山敬康先生に伺ってきました。
【目は、ものを見るだけでなく 時計の役割も果たしている】のです。
というのも、人間は、昼間はおきて、夜寝て、という1日の体内時計のサーカディアンリズムが
ありますが、その体内時計のリズムを決めるのは、
目から取入れたブルーライトの光によるということが 近年わかってきたのです。
ブルーライトは、太陽光、電球、蛍光灯にも入っていますが、
パソコンやスマホが 断然多いんです。
ですから、夜は 本来なら、ぐっすり眠って、成長ホルモンやメラトニンという睡眠ホルモンをだし、
体を休め、修復していくのですが、夜にブルーライトを浴びすぎていると、
睡眠ホルモンがでず、良い質の睡眠が取れないので、不調になることも多くなってしまう
と言われています。
北欧では、日照量がすくなく、(昼間に取り入れるブルーライトが少ないため)
うつ病になる人も多いのですが、その治療に、ブルーライトを浴びる ということをするそうです。
ですので、適量のブルーライトがいいわけですが、、、
夜は、8時以降は、長時間 液晶を見続けるのは、控えたほうが 体調のためにも
よさそうですね。
特に 中高生にブルーライトの影響が大きいのですが、
現在 中高生の50万人はネット依存で その6割が 睡眠の質が悪いと答えているそうです。
なので、午前中 集中できないなどの 弊害が出てきているそうです。
あと、【白内障とブルーライト】も 興味深い話があります。
今 日本の80歳以上の高齢の方は、ほぼ100%白内障なんですが、
これは加齢に伴うもの。
75歳の人は、25歳の人の2割しか、ブルーライトを目から取り込めないんです。
ですから、それによってサーカディアンリズムが崩れて、
睡眠障害があったり、うつになったりする方もありますが、
白内障の手術をうけると、光が十分に入るようになるので、
睡眠障害がなくなるというデータもあるそうです。
こんな症状がでたら、白内障かもしれません。
① 全体的にかすんで見える
② 逆光で見づらい、夜間の運転で対向車のヘッドライトがぴかっと入るとみにくくなる
③ 老眼が治った!というくらい近くが見やすくなった場合は、要注意。
白内障の前触れかもしれず、気づいてからでは遅い状態。
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今日は、ブルーライトとサーカディアンリズムについてお届けしましたが、
詳しいお話は、かにタクたく言ったもん勝ち、
毎週金曜 城山敬康先生の眼科Q&Aをお聞きくださいね。
◆名古屋市中川区春田3-9
富田眼科クリニック 052-302-8688