高橋 先生のスポーツ社会学。
Jリーグのアジア戦略についてでした。
今シーズン、4つのチームがキャンプをタイで行っています。
タイは温かく、グラウンドもしっかり整備されてて、柔らかく、けがも少なそう。いい感じです。
これには、Jのアジア戦略が絡んでいる・・・それは壮大な内容です。
サッカーの本場というと、ヨーロッパ。
タイでも、プレミアリーグのテレビ放映が人気なんですが、Jもタイでの放映を開始しています。
しかも、放映権は無料で!
そのうえ、タイサッカーへの、技術指導や運営などの経営指導も すべて無料でおこなっています!
Jリーグは 3無いで知られています。
歴史がない
強さがない
料金がない
日本のサッカーはほんの10年前までは弱かった。
それがたった10年でワールドカップに出場できるほど急激に強くなりました。
ヨーロッパに言わせると、強くなるには100年かかる、と。
しかし、日本は歴史がないからこそ、短期間に強くなるノウハウ、経験を持っている。
ここが売りになりました。
しかも、ワールドカップなど、世界で勝つには、まずアジアで勝つことが第一段階。
他のアジアの国がレベルアップすれば日本もおのずとレベルアップできる。
このような、アジア一円を見据えるからこそ、指導もただで行っているのです。
実際、タイはかなりレベルアップしていて 今回のキャンプでも、対戦相手として有効に機能しています。
もう一つ、タイにはたくさんの日本企業が進出しているので、スポンサーもつけやすい。
タイでJリーグが人気になれば、そこに広告を出す日本企業の知名度・人気も上がる・・・と。
ヨーロッパのように歴史がないからこその、セールスポイント。
アジアから世界全体を見据えるサッカー界の取り組みは
他のスポーツに比べ 何周も先を走っているように見えますね。
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夕焼けちゃんねる その733 『高橋先生』
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