高橋先生のスポーツ社会学。
JリーグのJ2町田ゼルビアが最下位となり降格、JFLからファーレン長崎が昇格することが決まった今期のサッカー。
現在40チームで入れ替えながら試合を行っているJリーグは下位チームになると経営的にも厳しくなったりと、サバイバル状態になっています。
刺激があって面白いように思えますが、下位になると、観客動員も少なくなったり、また、下のリーグに落ちると対戦相手も有名チームでなかったりするので、死活問題です。
しかし、全体のレベルアップのためには入れ替えは必要。
サッカー界の底上げをしないといけません。
そのためJリーグは今のJFLをJ3として再編成しよう、との案を検討しています。
ちなみにイングランドのプレミアリーグはトップリーグが20チーム。
その下は72チームが控えている、という構成。
このためトップには世界的、全国的にPRをしたい世界戦略企業がスポンサーとなり、下のリーグには全国津々浦々にPRをしたい企業(イングランドの場合はインフラ、ガス会社)がついている、と、うまく住み分けがなされているのです。
日本でも、各チームの経営ももちろんですが、リーグ自体をしっかりと特徴づけて、スポンサーを募りたいという思いがあります。
ただ、そのためにはサッカーの土壌をもっともっと肥沃なものにしていかなければ。
サッカー人口を増やさなければいけません。
と、なると、Jリーグによる、地元の子どもたちへの指導など地域貢献が重要になります。
何にしても、チームの経営状況がよくないとそんな余裕もなくなる・・ということで。
私たちがスタジアムへ足を運ぶことから始めないといけませんね。
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夕焼けちゃんねる その678 『高橋先生!』
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