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今日は、以前ご紹介した
「とろろ昆布の食べ方を教えて」という逆みみこみに対して、
港区の【どて焼ばばさの娘】さんからの
「トマトの昆布じめ」というみみこみ情報。
トマトの昆布じめ、材料はトマト、醤油、わさび、おぼろ昆布。
作り方は、醤油にわさびをとかしておき、トマトを湯むきします。
適当にトマトを切り、わさび醤油をかけます。
たっぷりのおぼろ昆布で和えれば出来上がり。
魚はよく昆布でしめるけど、トマトと昆布は、珍しい取り合わせだよね。
昆布は旨み成分が豊富だで、いろいろな野菜と合わせてもいいかもね。
ところで「とろろ昆布」って言う人と「おぼろ昆布」って言う人がいるけど
「とろろ昆布」と「おぼろ昆布」ってどう違うの?
実は「とろろ昆布」と「おぼろ昆布」は、削り方が違うんです。
「おぼろ昆布」の方は、大工さんがカンナで木材を削るように
職人さんが丁寧に一枚一枚、手すきで昆布の表面を削って作ります。
透き通るくらい薄〜く帯状に削るのが職人の技です。
職人さんの手作業になりますし、
原材料も良い物を使わないと味が落ちますから、価格も高めになります。
一方「とろろ昆布」は、昆布を何枚も重ねてから
数十トンの圧力をかけて数日間しっかりプレスして固めます。
その昆布の固まりを、縦にして機械で薄く削っていきます。
縦に削るので、絹糸のように繊細で、手でほぐせば、ふわふわとちぎれます。
一度にたくさん出来ますし、いろいろな昆布が使えるので
「おぼろ昆布」よりは、お値打ちになります。
ちなみに、江戸時代、北海道から大阪まで、
北前船で昆布が運ばれていましたが、その途中、
北陸地方で熟練の職人によって加工されたのが「おぼろ昆布」だったそうです。
今でも北陸地方は、「おぼろ昆布」や「とろろ昆布」が郷土食で、
コンビニでは、普通にとろろ昆布を巻いたおにぎりが売られていたり、
のり弁のように、ご飯の上が一面「とろろ昆布」というお弁当も
珍しくないそうですよ。