高橋先生のスポーツ社会学。
最近相次いでいるスポーツ界の人種差別問題についてです。
NBAクリッパーズのオーナーによる人種差別発言。
また、サッカーのピッチにバナナが投げ込まれた事件。
日本でも 浦和レッズでのサポーターによる行為がありました。
これは スポーツの相手を「敵」とみなしてしまうことが まず間違っているという認識を
持つ必要があります。
スポーツは相手があって成立するもの。
相手をリスペクトして成り立つものです。
海外では スタジアムの隣がBBQ会場になっていて、試合後に親睦を深める、というつくりになっているところもあるそうです。
日本で生まれ育ったものにとっては 人種差別意識なんて、自分はまさか持ってないだろう、
と、考えがちです。
が、そこが間違いの元。
差別について考えたこともないから、間違いを犯してしまう危険性も高いわけです。
そもそも、スポーツの「ゲーム」という言葉は古代サクソン語のtogether+menでGAMENとなっています。
違う人と一緒に楽しむためには、まず違いを知って、認めるところから。
オリンピックもひかえてますし、知っておかなければいけません。
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夕焼けちゃんねる その1053「スポーツ」
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